設例
例として次の表を挙げました。

単位:万円 左記の貸借対照表を「粗分解」すると
流動資産 (9,800) 負債 (15,800)
当座資産 5,300 流動負債 5,000
棚卸資産 3,500 固定負債 10,800
他流動資産 1,000 資本金 (5,500)
固定資産 (11,500)
総資産合計 (21、300) 総資本合計 (21,300)

**注意**
・役員からの借入金は固定負債にする。
・棚卸資産=商品+製品+仕掛品+半製品+材料+貯蔵品等
・売上債権=受取手形+売掛金
・仕入債務=支払手形+買掛金+外注未払


 自己資本比率=会社の使用する資本のうち、株主資本の占める割合が
どのくらいであるか示すものであり、会社の安全性を示すものであります。
株主資本は、負債と異なり返済義務がないため、比率が高ければ高いほど
望ましいことになります。
せめて30%以上欲しいところです。

(資本 5,500) ÷ (総資本 21,300) 
    
= 自己資本比率 25.8%




 当座比率=流動負債に対する当座資産の割合で、棚卸資産の中に
不良性の高いものが含まれている場合はなおさら重要です。
 100%以上が望ましい目安です。

(当座資金 5,300 × 100) ÷ (流動負債 5,000) 

= 当座比率 106%
(流動資産) (9,800)
現預金 1,300
受取手形 0
売掛金 4,000
棚卸資産 3,500
他流動資産 1,000
(固定資産) (11,500)
建物等 0
他償却資産 6,283
減価償却累計額 1,283
土地 0
他固定資産等 6,500
(資産合計) (21,300)
(流動負債) (5,000)
支払手形 0
買掛金 2,400
割引手形 0
未払金 600
短期借入金 1,000
他流動負債 1,000
(固定負債) (10,800)
長期借入金 7,800
他固定負債 3,000
(負債合計) (15,800)
資本金 2,000
他剰余金 2,600
当期利益 900
(資本合計) (5,500)
(総資本) (21,300)


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